Black Rocket Lab.

■ストーリー■ このタイプのマスクヘルムは第6次月戦争の英雄『6821 ISHIYAMA 』が「静かの海の合戦」で使用したのが始まりとも言われておる。 なにぶん数千年も前の話なので、彼そのものが実在した単一の人物なのかどうかは分からんがね。 だが、この実在すら疑われていたデータをサルベージできた事は大きな前進だ。ブラックロケットの研究も加速していくだろう。 これも共に研究してくれる君たちのおかげだ。感謝している。 これからもより深く進んで行こうじゃないか。 今回の復元では黒をベースに赤銅色の部品を持つ『shiki』を蘇らせることができた。これは『6821 ISHIYAMA』が治めたという『色の國』に由来するネーミングなのだよ。 ライム色の部品を持つ『neon』というタイプも検討してみたが、どの時代にどの武将が使用したか情報がまだ読み取れないので保留とさせてもらうよ。 さて、外観で特徴的なのは虹色のスクリーンだ。これは「モルフォシールド」と言って軍勢を率いる指揮官仕様として広い視界と防御力を両立するために採用されたと考えられる。 モルフォシールドは常にエネルギーを供給する必要があるので表面に独特なメッシュ構造を持つのが特徴だ。 左右のツノのようなものは通信モジュールだと考えられている。この時代の物としては大きい部類に入るがそれを２つも装着していたという事は軍勢の規模が言い伝えより大きかったか、当時の月面が想像以上に荒れていたかのどちらかだろう。 ところで少し気になる点がある。 このタイプのマスクヘルムには「何か」があるらしい。 「暴走」「意識」「融合」などと訳せそうだが、データの欠損個所にあたるため文脈的に何を意味するのかはまだ判っていない。 もちろん引き続き調べてみるがくれぐれも注意してほしい。